こんにちは。
月よみ師®いきです。

6月30日は「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」。

多くの神社では茅の輪をくぐり、半年間の穢れを祓い、新しい半年を迎える神事が行われます。

「半年の厄払いの日」

そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。

でも私は、この大祓にはもっと深い意味があると感じています。

先日開催したグループセッションでは、「パートナーシップと自己統合」をテーマにお話ししました。

一見すると恋愛や夫婦関係のお話のようですが、本当にお伝えしたかったことは少し違います。

人生で一番大切なパートナーは、誰でしょう。

夫婦でしょうか。

恋人でしょうか。

家族でしょうか。

私は、

人生で一番大切なパートナーは、自分自身だと思っています。


夏至のあとに大祓がある理由

毎年、

夏至のあとに「夏越の大祓」。

冬至のあとに「年越しの大祓」があります。

私はこの並びにも意味があると思っています。

夏至は一年で最も光が強くなる日。

光が強くなると、それまで影になっていたものまで照らし出されます。

見ないようにしていたこと。

心の奥に押し込めていた想い。

「本当は違う」と感じていたこと。

そうしたものが自然と表面に現れてきます。

だからこそ、その後に大祓がある。

浮かび上がったものを手放し、本来の自分へ戻るための節目なのです。


神道でいう「穢れ」とは

「穢れ」と聞くと、

悪いものが憑いている。

汚れてしまった。

そんなイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし神道では少し違います。

穢れとは、

「気枯れ(けがれ)」

つまり、

命のエネルギーが枯れてしまった状態です。

人に合わせ続ける。

我慢を続ける。

本音を飲み込む。

やりたいことを諦める。

そんな毎日を積み重ねることで、

少しずつ命の力が弱くなってしまいます。

それが「穢れ」です。


神道でいう「罪」とは

では、「罪」とは何でしょう。

神道では、

悪いことをしたから罰を受ける、

という考え方ではありません。

罪とは、

本来の自分を包み隠してしまうこと。

本当はこう生きたい。

本当はこれをやりたい。

本当は違和感を感じている。

それなのに、

周りに合わせ、

期待に応え、

「こうあるべき自分」を演じ続ける。

そのたびに、

本来の自分を包み隠してしまいます。

それを神道では「罪」と考えます。


本当のパートナーシップとは

今回のグループセッションのテーマは、

「パートナーシップ」でした。

もちろん、

夫婦や恋人、

仕事仲間との関係もパートナーシップです。

でも、もっと大切なものがあります。

それは、

魂と身体。

本来の自分と、今の自分。

神道には「魂魄(こんぱく)」という考え方があります。

魂は、命そのもの。

魄は、この身体や、ご先祖様から受け継いだ命の器。

この二つが調和しているとき、

私たちは自然体で生きることができます。

けれど、

社会の常識や周囲の期待に合わせるうちに、

魂が望むことと、

身体が生きている現実との間に少しずつズレが生まれてしまいます。

それが、

「本当の自分がわからない」

という感覚につながっていくのです。


光だけでは、本当の自分ではない

「本来の自分」と聞くと、

明るくて、

優しくて、

いつも前向きな自分を思い浮かべるかもしれません。

でも、本当は違います。

弱い私。

怖がっている私。

傷ついた私。

怒っている私。

そんな自分も、

すべて私です。

光だけではなく、

闇も含めて一人の人間。

陰陽のどちらかだけではなく、

両方あって初めて命は輝きます。

だから自己統合とは、

嫌な自分を消すことではありません。

見ないようにしていた自分を、

「それも私だったね」

と抱きしめることなのです。


夏越の大祓で手放したいもの

今年前半を少し振り返ってみてください。

私は何を我慢してきただろう。

何を怖がっていただろう。

何をごまかしていただろう。

本当は何をしたかったのだろう。

その答えは、

もうあなたの中にあります。

6月30日。

もし神社へ行かれるなら、

茅の輪をくぐる時に、

お願い事だけではなく、

こんな気持ちも神様へ届けてみてください。

「本来の私に戻ります。

包み隠していた私を手放します。

命の響きを取り戻します。」

その祈りが、

夏越の大祓の本当の意味なのだと、

私は感じています。


おわりに

誰かとの関係を良くしようと、

私たちは一生懸命努力します。

でも、

人生で一番長く付き合っていく相手は、

自分自身です。

だからこそ、

まずは自分とのパートナーシップを整えること。

魂と身体。

光と闇。

そのすべてを受け入れたとき、

本来の命は静かに響き始めます。

この夏越の大祓が、

あなたにとって半年の区切りではなく、

本来の自分へ帰る一日となりますように。

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